2010年7月2日金曜日
乗用除草機導入!!!
体験田 田植えから27日目
小さいほうのキッズ田とふれあい田奥の小さい田んぼのみ2条の動力付田車をおしました。
結構、稲も大きく草も少なかったのですが、この2枚は体験前に行っていなかったので、念のため行いました。
稲の写真はそのキッズ田の作業後のものです。
無施肥とは思えないほど、がっちりしてきました。
さて、その他の田んぼのうち、大きい田んぼにはこんな機械を入れています。
当社の自然米を生産してくださっている宮城の農家の方が農機具屋さんと共同で作ったもので、今年から当社でも導入しました。
条間はローラーでとり、株間は針金のようなもので引っ掛けていきます。
これがあれば万事OKというわけではありませんが、自然米の田んぼをどんどん増やしている私たちにとって、とても大きな味方になります!!
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除草機械は写真で見ると、かなりすごい感じですね。しかも株間を針金でワサワサさせるなんて優れもの、といった感じがします。ただ、実際拝見してみないとわからないのですが、フレームが若干華奢な感じにも見えます。固い土の田でタテヨコいろいろな方向から力が加わった場合、壊れやすくはないのでしょうか?
返信削除さて、ふれあい田はあと何回除草の計画があるのでしょうか? できたら田車を押したいと思っているのですが。
いつも投稿してから気づくのですが、仁井田本家のふれあい田のイネは根の活着と栄養生長が十分でないような気がするのです。いかがでしょうか? 十分分けつしていないように思えるのです。それは田んぼ土壌が浅いせいなのか、無肥料であるからか、それとも田植えが遅いせいか、谷戸田で日照時間が短いせいか……。いろいろ考えるのですが、酒米が一般的に早生であったとしても、土用干し(7月上中旬。しかし、仁井田本家さんではやっていないのですよね。)までにはある程度の分けつ数を確保しておかないと、生殖生長の時期に穂数と粒数が確保できないのではないかと思います。
返信削除まあ、ふれあい田は収量を増やすことを目的にしていないとしても、内藤さんのしもべ(?!)のベテランスタッフが増えてくれば、おのずと田んぼの知識も増えてくるので、田んぼ作業も深化していかなければならなくなるのではないかと私は考えます。
また、十分分けつし、株間が隙間なくイネで覆われれば、それだけ株間雑草の生えるニッチも減り、除草の手間も省けるというメリットもあるはずです。
そういった知的な作業にもご一緒させていただければ、私は楽しいのです。
ざしきわらしさん
返信削除コメントが遅くなってすみません。
ご質問にお答えします。
>フレームが若干華奢に見えます。
フレームは結構丈夫ですよ。また、基本的によく代かきした田んぼで使用するので、簡単には壊れないと思います。
>ふれあい田は何回除草の計画があるのでしょうか?
この時は除草しなくても大丈夫かなと思っていました。しかし、あとから見るともう1回入ったほうがよかったかなと思いました。そう思ったときにはもう田んぼに入らない方がいい時期になっていました・・・。判断ミスですね・・・。
>ふれあい田のイネは根の活着と栄養生長が十分でないような気がするのです。いかがでしょうか?
そうですね。他の田んぼに比べれば十分でないように思います。理由はいろいろなことが複合してのことだと思いますが、一番は無施肥栽培に挑戦していることでしょうか。
当社では現在3.5haの田んぼのうち1/5程を無施肥にしており、他は魚粕を主体とした有機質肥料を与えています。
有機質肥料を与えているところは初期の草さえどうにかすれば、しっかり分けつしそれなりの収量を取っています。
けれども、化学肥料でなくても、他から資材を持ち込むことに「自然米・自然酒」看板に持つ当社では疑問を感じていまして、無施肥栽培に挑戦しています。私個人的には「他から肥料を持ち込むことは持続可能ではないのではないか」ということを感じています。
土と種子が無施肥に合う様になるまでは年月がかかるそうです。今年で無施肥6年目になる田んぼが1枚あるのですが、少しずつ稲の様子もよくなってきているように思います。
その年の稲の出来のみでなく、田んぼの年を越えた変遷も見守っていただけたらと思います。
>ベテランスタッフが増えてくれば、田んぼ作業も深化していかなければならなくなるのではないか。
そうですね。リピーターの方がたくさんいらしてくださっているので、いろいろなことを考えなければならないなと感じています。他のお客様の意見も聞きながら、社内でも話し合ってみたいと思います。ありがとうございます。
田中さん、ていねいなご回答ありがとうございます。
返信削除無肥料については私もあまり異存ありません。が、無肥料と言うことは田んぼを一つの生態系と見た場合、その系(system)から収量(コメ)分を毎年収奪していることになり、その収奪分をかろうじて窒素循環が支えているということになっていると思うのです。
収量収奪分を均衡させようとすれば、ふれあい体験に参加している方々の日常生活で発生する残飯や糞尿等の一部を還元しなければ収奪問題は解決しない。私はそう思います。
物質循環としての田んぼを考えたとき、はたして無肥料主義が毎年収量分収奪という問題を克服できるとは私には思えないのです。
金寳酒造の「自然米・自然酒」看板は実は、私たちの生活がダイオキシン等で汚染されていて、田んぼへの物質還元を許さないものになっていることを突きつけているようにも思えます。
無肥料至上主義というのはあまり現実的ではないということを申し上げたかったのですが、なんだかまとまらなくてすみません。
ざしきわらしさん
返信削除コメントありがとうございます。
>無肥料至上主義というのはあまり現実的ではないということを申し上げたかったのですが
私も以前はそのように感じていました。けれど、いろいろな情報を得て、勉強するうちに現実的なのではないかと思うようになりました。
実際、無肥料で経営している方もいらっしゃるのは大きい理由になりますね。
理論的なことをここでお話しするのも長くなりますし、私がお話しするのも誤解が生じそうなので今回はやめておきます。
この農法は簡単なものではないかもしれませんが、田んぼと稲と相談しながら、研鑽を積んでいきたいと思っています。